【在宅介護】スライドシートで1人でも安心!体の大きな方の床・ベッド移動が楽に!

スライドシート 介護用品
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介護をしていると、予想外の場面で「どうしよう」と途方に暮れることがあります。

私が初めて本当に困ったのは、体重70kgのお腹の大きな父が廊下で転倒したときのことでした。

お腹が大きく自分で寝返りができず自力では立ち上がれない状態。父を1人で抱えて立たせることは、体力のない私には到底無理でした。

そのとき助けてくれたのが、布製のスライドシートです。

この記事では、在宅介護を1人で担う方に向けて、スライドシートの使い方・選び方・実際の効果をわかりやすくお伝えします。

スライドシートとは?

スライドシートとは、摩擦を極限まで減らした特殊な布製のシートです。

素材は主にナイロンやポリエステルで、表面と裏面で異なる素材を使うことで、シート自体が「すべり台」のような役割を果たします。

スライドシートの主な用途

  • 床(廊下・リビングなど)での転倒後の移動
  • ベッド上での体位変換・横移動・縦移動
  • 車椅子への移乗補助
  • 入浴・着替えの際の体勢変換

元々は医療・介護施設でプロが使う道具でしたが、近年は在宅介護向けのコンパクトなタイプも増え、家庭でも使いやすくなっています。

実体験:廊下で転倒した父をスライドシートで移動させた話

父は90代、体重は70kgを超えていました。ある夜、トイレに向かう途中で廊下で転倒。脚に力が入らず、自力では立ち上がれない状態です。

私1人では到底抱えられません。かといって救急車を呼ぶほどの怪我でもない。そんな八方塞がりの状況で思い出したのが、以前から備えていたスライドシートでした。

実際にやったこと

① スライドシートを父の下に差し込む
転倒した父の体の下へ滑り込ませます。体を少し傾けるだけでOK。

② 廊下からベッドサイドまで引っ張る
父の手を引いて床をするすると引きずるように移動。摩擦がほぼないので、体重70kg超の父でも女性1人でベッドサイドまで移動でき、ベット柵を掴み立ち上がらせる事ができました。

③ ベッドの上でもスライドシートが大活躍
ベッドの上にもシートを敷いておくと、横への移動や体位変換も軽い力でできます。毎日の介護で腰への負担が段違いに減り、本当に助かっています。

スライドシートを使うメリット

介護する側のメリット

メリット詳細
腰への負担が激減持ち上げずに「滑らせる」だけでOK
1人でも対応できる体格差があっても安全に移動できる
緊急時に心強い転倒後すぐに対処できる
介護疲れが軽減毎日の体位変換が楽になる

介護される側のメリット

メリット詳細
痛みが少ない引きずる感覚がなく体に優しい
安心感がある無理な力をかけられない
皮膚トラブルが減る摩擦が少なく床ずれ予防にも

スライドシートの選び方

1. サイズで選ぶ

体格の大きい方には大きめサイズが安心です。体全体が乗るくらいのサイズ(目安:70×100cm以上)があると、廊下での移動がスムーズです。

ベッド上での体位変換には、体の半分が乗るサイズ(目安:50×70cm前後)でも十分です。

2. 素材・滑りやすさで選ぶ

  • ナイロン×ポリエステル:一般的でコスパ良好
  • チューブ型(筒状)で滑りやすい

3. 洗えるかどうか

在宅介護では衛生面も重要。丸洗いでき、乾きやすい

4. 用途で選ぶ

用途おすすめタイプ
床での緊急移動大判フラットシート
ベッド上の体位変換チューブ型・小〜中サイズ
車椅子への移乗細長いボード型との併用

スライドシートの使い方:基本の手順

床(廊下など)での移動

  1. 転倒した方の体を少し横向きに傾ける
  2. 背中・腰の下にスライドシートを差し込む
  3. 手や足を持って目的地(ベッドサイドなど)まで引っぱる
  4. シートを抜き取る

ベッド上での体位変換や体の引き上げ

  1. ベッドに横たわった状態でシートを腰の下に敷く
  2. 肩と腰を軽く押すだけで横移動できる
  3. 下がってしまった体を引き上げる事が楽にできる
  4. 体位変換後にシートを引き抜く

ポイント:慌てずゆっくり、声をかけながら行いましょう。

まとめ:スライドシートは在宅介護の「お守り」

スライドシートは、使い方を覚えておくだけで緊急時の不安を大きく減らしてくれる道具です。

  • 廊下での転倒後の移動
  • 毎日のベッド上での体位変換
  • 腰への負担軽減

在宅で1人介護をしている方にこそ、ぜひ1枚は手元に置いておいてほしいアイテムです。価格も比較的手頃なので、「もしもの時のために」備えておく価値は十分あります。

この記事が、介護で毎日奮闘しているあなたの少しでも助けになれば嬉しいです。

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